投資家が学ぶべき資格

投資

こんにちは。かっぴです。

今日は投資を始める上で学ぶべき資格というテーマで記事にしたいと思います。
ずばり個人投資が学ぶべき資格は「簿記」、「ファイナンシャルプランナー」、「証券アナリスト」になります。
理由を詳しく述べていきます。
本題に入る前に金持ちになるための公式は以下のようなものでした。


資産形成=収入−支出+資産×運用利回り


この公式の収入は労働収入(誰かに雇用されて給料をもらう収入)とビジネス収入(自分でビジネスを作って得る収入)の2つに分類されます。
資格と聞くと皆さんイメージするのは主に社内での昇進や転職や活動の武器にするもの、というイメージがあると思うので、主に上記の「労働収入」の強化を想定するものかと思います。
しかし、上記の3つの資格は、上記の全てを強化することに役立ちます。細かく解説していきます。


◾️簿記
簿記とは何か皆さんご存知でしょうか?常識だという人もいれば、よく聞くけど具体的にはよくわからないという方もいると思います。
簿記とは一言でいうと、企業の財政状態や経営成績を記録する技術のことです。要は簡単にいうと企業の家計簿のつけ方のようなものですね。
簿記について学ぶメリットを書いていきます。


1.投資の目利きができるようになる
簿記を学ぶと企業の決算書の作り方がわかるので、決算の良し悪しがわかるようになり、数字に基づいて、良い企業か悪い企業が大まかに理解できるようになります。決算書を理解することは、個別株に長期投資する上で必ずやらなければならないことで、そのベースとなるスキルこそが簿記なのです。


2.自分のビジネスをお金の面で管理できるようになる
簿記を学ぶと当然、自分で会社を作る際にも役立ちます。会社を作ることはハードルが高くても、何らかの形でビジネス収入を持つ上で、そのお金の流れを管理できるスキルというのは極めて重要です。簿記がわからなければ、そもそも自分のビジネスがお金の面でどのような状態か把握することができないため、極めて危険です。実はこのスキルを持っていることで、銀行から融資を受けやすくなるといった側面もあります。


3.家計管理に役立つ
簿記のスキルが役立つのは企業に限ったことではありません。家計管理のレベルでも役立ちます。例えば不動産を買うにしても、資産と負債のバランスを考えたら、金利の支払いのキャッシュフローが自分の家計にどのような影響を与えるかなど、簿記を学ぶことで一気に理解が深まります。
ちなみにかっぴは簿記のスキルを使って、毎月末、企業の決算書のように自分のポートフォリオを定点観測するようにしています。こうすることで資産を増やそうというモチベーションが維持され、余計な支出をすることも減りました。
ちなみに簿記には1級、2級、3級とありますが、経理の分野を専門にするのでなければ、ひとまず3級の知識を身につければいいと思います。


◾️ファイナンシャルプランナー 
ファイナンシャルプランナーとは、顧客に対し、貯蓄、投資、相続、保険、税金対策といった総合的なアドバイスを行う資格です。
ですので学習する内容も家計に直結する内容が多いです。資産を増やす上で大切なのは、運用スキルだけでなく、お金をいかに守るか、ということです。この資格ではお金を守る上で重要な税金や相続などについて学ぶことができます。また社会保障について学べば、必要以上に保険に入る必要がないことに気づくことができます。
ちなみにファイナンシャルプランナー資格を主に取得しているのは銀行、証券会社、保険会社などの金融機関の営業職の人たちです。金融機関の営業職というのは手数料収入を得ることしか考えていませんので、基本的に最も関わってはいけない人たちです。ファイナンシャルプランナー資格で学ぶ内容は守りを固める上で非常に役立ちますが、ファイナンシャルプランナーという名の営業職とは関わらないようにしましょう笑

◾️証券アナリスト
証券アナリスト資格では、投資判断を行うためにベースとなる知識を学ぶことができます。科目は「証券分析とポートフォリオマネジメント」、「財務分析」、「経済」の3科目からなります。


証券分析とポートフォリオマネジメントでは、株、債券、デリバティブの基礎知識に加えて、それらを組み合わせるポートフォリオフォリオのマネジメント手法について学びます。

財務分析では、企業の財務諸表の分析の手法を学びます。上に述べた簿記では決算書の作り方を学びますが、ここでは簿記の技術で作成された決算書を分析する手法について学びます。いわゆるファンダメンタル分析について、体系的な知識をつけることができます。


経済では、ミクロ経済とマクロ経済について学びます。特にマクロ経済について学ぶと、経済政策や財政政策が投資に与える影響などについて体系的に理解できるため、ニュースを見たときの理解度が段違いになります。


証券アナリスト資格にはアカデミックな内容も多く、個人投資家にとって必要かと聞かれれば?な部分も多いです。マーケット関連の職種につきたい学生や、金融機関で働いていてマーケット関連の部署に移動したい若手社員などでなければ、合格まで目指す必要はないと思います。


これらの資格取得で学ぶ内容には資本主義社会で有利に立ち回るために必要な知識が詰まっています。個人的には簿記の基本や、税金や社会保障、株や債券、経済学の基本などは義務教育にすべきくらい重要な知識だと思っていますが、残念ながら教育システムはそうなっていません。そしてこれらの知識があるかないかで、資本主義システムで搾取され続けるのか、果実を得る側に回れるのかが決まってきます。
資格に合格することが目的ではなく、知識を得ることが目的ですので、気張らずに楽しく学べばいいと思います(もちろん就活や転職、社内異動の武器にしたい方々は合格するにこしたことはないですが)社会人になってからも勉強を続ける人というのはごく僅かだと聞いたことがありますが、合格しなければならない、という焦燥感に駆られることなく、より良い未来のために主体的に行う勉強というのは楽しいものです。皆さんぜひこれらの資格の学習を通して知識を身につけ、資本主義を生き抜いてください。


ではまた!

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